漬けていた梅シロップから白い泡が出てきちゃった!これって発酵してしまったの!?
発酵してしまったらもう飲めないの?発酵しないようにする方法はないの??
せっかく作った梅シロップから白い泡が・・・・・
なんとなくアルコールっぽいにおいがする・・・・・
仕上がりを楽しみに待っている梅シロップがこんなことになると、梅シロップが飲めるのか心配ですよね。
ですが安心してください!
多少なら発酵してしまっていても、正しく対処すれば梅シロップを飲むことができます!
ただカビが生えてしまったものは残念ながら飲むことはできませんので、注意してください。
今回は、梅シロップが発酵してしまった場合の対処方法と、発酵しないようにする方法についてご紹介します。
梅シロップの作り方はこちらを参考にしてください。
梅シロップが発酵したときの対処方法
梅シロップが発生しやすいのは、梅の実に含まれている酵母菌が原因です。
酵母菌が糖分を分解してアルコールを発生させてしまいます。
そのまま放置してしまうと梅が腐って飲めなくなってしまうので、発酵に気づいたらすぐに対処するようにしましょう。
特に完熟した梅は、青梅よりも発酵しやすいので注意!
梅シロップが発酵したときの変化
梅シロップが発酵したときに起こる変化ですが、見た目にも香りにも違いが出てきます。
このような状態になったら、梅シロップが発酵してしまっているのですぐに対処するようにしましょう。
- 梅から白い泡が出ている
- 梅が膨らむ
- シロップが濁ったり炭酸のようになる
- 瓶を開けるとボンっと音が鳴る
- アルコールの香りが強くなる
アルコールが発生すると飲めなくなるのもありますが、保存容器の破損の危険もあるので、放っておくことのないように注意が必要です。
発酵してしまったらまず加熱!
発酵してしまったアルコールを、加熱して飛ばしてしまいましょう。
梅の実は取り出して、シロップのみ加熱します。
沸騰させてしまうと梅の香りも一緒に飛んでしまうので、弱火でコトコト火を入れます。
10分くらい火を入れて、アクが取れたら火を止めてOK!
まだ十分にエキスが出切っていない場合は、再び実をシロップに戻して保管。
すでにエキスが出たようでしたら、シロップのみで保管します。
常温保存を避けて冷蔵庫で保管
ちょっと泡が出た程度であれば、すぐに冷蔵庫に入れましょう。
発酵は常温で進んでしまうので、冷蔵庫で酵母菌が発酵しにくくなれば問題ありません。
特に梅を漬ける時期は、暑くなったり湿度が高くなったりするので、そのままにしているとどうしても痛みやすくなってしまうのです。
また、シロップを加熱した場合はもう常温保存はせずに、冷蔵庫で保管するようにしましょう。
完成したら梅の実はすぐに取り出す
梅の実をそのまま漬けておくと、渋みが出てしまうので取り出す必要があります。
それだけでなく、梅の実自体にカビが発生してしまうおそれがあるため、長い期間つけっぱなしにすつのはやめておきましょう。
梅シロップは、防腐剤の入っていないシンプルな飲み物なので、梅をそのままにしておくことはできないためです。
2〜3週間あれば梅のエキスはしっかりと出てくるので、長くても1ヶ月くらいで取り出すのがベターです。
梅シロップが発酵しないようにする方法は?
梅シロップの材料はとってもシンプル。
それに、梅雨時に仕込むので湿気が多くてカビが発生しやすくなっています。
それでも、梅シロップが発酵しないようにする方法はあります。
それは、お酢を入れること!
お酢の抗菌作用はとても強いので、梅の実を漬けている間カビの発生を抑え発酵しにくくしてくれます。
それに、少量であれば味はほとんどしません。
あえて多めに入れても、梅と相性が良くさっぱりとした仕上がりになるのも、夏の飲み物にふさわしいですよね。
あとは、先にも述べた通り、冷暗所での保管も効果的です。
冷蔵庫に入らなくても、日の当たらない場所に保管しておくことが大切です。
梅シロップは発酵しても飲めるけど、発酵したらすぐに加熱を
夏にさっぱりといただける梅シロップ、自分で作ると美味しさも特別です。
だけど発酵しやすいので、自分で作れるのかなって不安に思いますよね。
確かに梅シロップは、梅の持つ酵母菌のせいで発酵しやすくなってしまいますが、たとえ発酵してしまっても、加熱することでほとんどの場合飲めるようになります!
冷蔵庫で保管したり、お酢を入れて発酵を防ぐ方法もあるので、ぜひ挑戦してみましょう!
梅シロップで、暑い夏を元気に過ごせますよ!